草莽塾in福岡 2015 第2回講義を開催しました

9月12・13日にNPOのマーケティング力強化を目的とした福岡市主催「草莽塾in福岡 2015」の第2回講義を開催しました!今回は草莽塾の取り組み初の合宿形式!宿泊は伴わないものの、いつもの会場から離れ国際会議場で、丸々2日間にわたって、みっちり講義とワークを行いました。
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講義後半には参加者の顔にも疲れが。しかし、最後のふりかえりでは、「とても多くのやるべきことが見つかった」「まだ靄がかかっているが、今後の方向性が明確になった」などのコメントが挙がり、大きな一歩となる2日間になったのではないかと思います。
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各受講団体は第1回講義からも多くの宿題をこなし、分析も進み、マーケティング施策もより具体的になってきました。12月5日開催の最終報告会が楽しみでなりません。さて、2日間の様子をダイジェストでふりかえります。

★第三期目となる2015年度の受講6団体は以下の通りです(五十音順)
1)NPO法人アートマネージメントセンター福岡
2)NPO法人あすも特注旅行班
3)NPO法人おうちプロジェクト
4)NPO法人ハッピーライド
5)NPO法人ママワーク研究所
6)NPO法人わが家の119番

1日目(9月12日)

まずは第1回講義で扱った環境分析とターゲット設定について、概要と特に重要な視点を長浜さんからふりかえり。続いて、第1回講義からの宿題であった環境分析とターゲット設定を行う中で、学んだことや気付いたことを個人/グループ/全体で共有しました。
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午前中は、自団体の優位性や独自価値を見極めるためのポジショニング(位置づけ)を長浜さんから解説。競合や市場に対して、簡単に競合から模倣されないポジションや、自団体の強みを活かした差別化を図っていく必要があります。同時に、受益者や支援者が共感・納得できるかという視点も忘れてはいけません。
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午後は、これまで実施した環境分析・ターゲット設定・ポジショニングの結果をもとに、受益者・支援者に対する”マーケティングの5C”を検討していきました。この”5C”とは、価値(Customer Value)、コスト(Cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication)、快適さ(Confort)の頭文字をとったもの。提供側からの視点に基づいた”マーケティングの4P”に対して、受益者や支援者などの顧客側から見たサービスや商品の捉え方です。
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各項目の詳細な解説と、参加者個人での検討ワークを交互に行い、自団体のサービスや商品の”5C”のアイデアを出していきました。
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講座終了後は、近くの商業施設で行われていたイベントに参加。ご飯は美味でした!
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2日目(9月13日)

冒頭では、1日目からの宿題であった「自団体のコミュニケーションツール」を各団体から発表しました。ターゲットを想定したパンフレットやチラシ、SEO対策を意識したWebサイトなど、受益者や支援者とのコミュニケーションツールが紹介されました。
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2日目の講義では、1日目にアイデア出しを行った自団体のサービスや商品の”5C”が、ペルソナに対して最適かどうかを検討し、取り組む優先順位を定めていきました。1日目では実現可能性やコストは考慮されていませんので、効果/経済性/スピードの視点で再検討します。そして、優先順位を明確にした項目を具体的なスケジュールに落としていきます。
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また、ワーク中には長浜さんと受講団体による個別相談会も実施。これまでの講義や宿題で迷っている点や疑問点をひとつずつ解消していきました。
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講義の最後には2日間のふりかえり。草莽塾in福岡において、初めての試みであった合宿形式でしたが、各受講団体の交流も進み、2日間にわたって集中的に議論を行うことで、分析結果も施策内容もぐっと明確になったように思います。
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さて、次回の講義は10月3日。それまでにも受講団体は宿題に取り組み、長浜さんとのやりとりを通して、さらに分析を進めていきます。

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★これまでの草莽塾in福岡 2015の様子はこちら
NPOマーケティングで社会を変える!『草莽塾』in福岡 2015(第三期)
NPOのマーケティング力強化を目的とした「草莽塾in福岡 2015」が開講しました!