山口県でNPO向け調査講座の講師を務めました

一般社団法人SANYさんにご依頼いただき、山口県でNPO向け「調べる力」講座、4時間×全2回の講師を務めました。アカツキが創業期から逐次行っていた調査研究を振り返りながらパッケージにする機会になりました。

情報の基本的な捉え方や、検索・アンケート・ヒアリングの技術はもちろんのこと、フェイクニュースや炎上、不正統計やメディアのあり方、そしてNPOの情報発信が誰かの人権を侵すリスクも等にも力を入れました。

調査に限らず、あらゆる技術には力があり、人を傷つける可能性があります。「障がい者」や「ひとり親」と安易に括るのではなく、そこに人間が生きて生活しているんだと言うことを忘れてはいけない。目の前の成果や資金と人権を天秤にかけられたら、迷わず人権を取る。それが「市民のことば」ではないかと考えています。

また調査の基本は「自分の知らない世界がある」「それを然るべき人に聞きに行く」という謙虚な心構えではないか、また「調査と評価と広報は違う」というような話をさせて頂きました。

福岡や東京で縁のあった方と再会もでき、大変な仕事ながら得るものも多かった機会でした。SANYのみなさん、参加者の皆さん、準備から懇親会企画からフィードバックまで、誠にありがとうございました。