2014年10月5日(日)、共創館カンファレンスルームにて、草莽塾in福岡の塾長である長浜洋二さんの著書「NPOのためのマーケティング講座」の出版を記念して、イベントを開催しました。

告知開始わずか３日間で定員を超えるお申し込みをいただき、当日はNPO、ビジネス、行政、社協など、多彩な方々にご参加いただきました。

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第１部では、NPOのマーケティングの概論として、必要性・対象・プロセスなどの紹介の後、NPOマーケティングの独自性として、営利企業におけるマーケティングとの違いを解説。

自社の利潤の最大化と社会全体の利潤の最大化という相違点だけではなく、ステークホルダーの複雑性、限られたリソース、NPOへの誤解などNPOセクターならではの状況がいかにマーケティングに関わってくるかを説明されました。

実際にNPOマーケティングを行う際に必要なポイントを挙げ、比較的「右脳（感性）」によりがちなNPO活動に、左脳（理性）マーケティングを組み込むことで、より活動を発展させていくことができることを提示されました。

ファンドレイジングも同様で、「共感」と「納得」という感性と理性の両方で納得できることにより、支援や協力を訴求していくことができます。

第二部では、「プロボノが加速させる! NPOマーケティング」をテーマに、プロボノで得られる学び、本業に活かせる気付きや変化など紹介。

多様なステークホルダーを有するNPOにとっても、マーケティング・プロボノを巻き込み施策を実施していくことは、ターゲットを理解し、より効果的なアプローチを行っていくためには必要不可欠とも言えるはずです。

質疑応答では、特にプロボノに関する質問が多く出されました。

最後に出版を記念して、理事・原口より花束を贈呈させて頂きました。

終始熱気につつまれた１時間半。イベント終了後のサイン会では行列ができるほど！
長浜さんが塾長を務める草莽塾in福岡の最終報告会は12月に開催予定です。乞うご期待！

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NPOでファンドレイジング（寄付集め）や広報、事業推進を担当されている実務者はもちろんのこと、営利企業で経営やマーケティングに携わる方や、それらの知識を活かすプロボノでNPOに携わりたいとお考えの方にも必見の一冊です。

【書籍紹介】
『NPOのためのマーケティング講座』
長浜 洋二 著（2014年10月1日出版）

NPOが増加し、新寄付税制など活動を支援する法制度が整うにつれて、NPO自身の事業目的を遂行する実力が問われる時代になってきた。組織のポジションを見究め、ターゲットのニーズに基づいた事業を企画・実施し、成果を測定しながら改善サイクルを確立する…など、NPOマーケティングの基本と実務を豊富な事例をもとに解説。

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