ムラのミライ対話型ファシリテーション研修(基礎講座/ケーススタディ研修)

7月11日・12日にNPO法人ムラのミライ(旧団体名:ソムニード)による、「対話型ファシリテーション研修」が開催されました。2日間にわたって、アカツキは福岡の協力団体として次の3つの研修を受講しました。

▶▶▶ 【6/14、7/11、7/12】対話型ファシリテーション講座シリーズ@福岡

1)講師Training研修(7月11日午前)
2)ケーススタディ研修(7月11日午後)
3)基礎講座(7月12日終日)

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対話型ファシリテーションは、事実のみにもとづく質疑応答を繰り返すことで、客観的に受益者のニーズや必要とする支援を正確に理解し、円滑なコミュニケーションを促す手法です。アカツキではコンサルティングにおけるヒアリングを始め、多岐にわたる事業でこの技術を活用しています。

今回は丸々2日間、対話型ファシリテーションにどっぷりと浸かり、基礎的な理解を深め、またスキルをブラッシュアップすることができました。


1)講師Training研修
昨年度の基礎講座、今年度の入門セミナーや練習会を受講したことを受け、対話ファシリテーションを更に理解し、講師として広げていくための研修にお誘い頂き、永田・松島が受講しました。講師であるムラのミライ代表理事・中田さんと3人で、4時間近くみっちりとこれまでの歴史や伝える技術を教えて頂きました。

2)ケーススタディ研修
参加者が現場で実践したケーススタディをもとに、改善策やブラッシュアップの方法を学ぶ研修です。国際協力や地域づくりの現場、また家庭での実践をもとに、より具体的な知見を得ることができました。

3)基礎講座
6月からの研修シリーズのうち、メインである基礎講座。1日にわたり、対話ファシリテーションの基礎技術から、3回の練習を通して、様々な局面での使い方に至るまで学びます。参加者は国際協力NGOや福祉作業所、中間支援組織、営利企業で務める方など非常に多様でした。
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練習では限られた時間ではあるものの、実際に対話ファシリテーションに取り組むことで、難しさや事実質問が出てこない焦りにぶつかります。しかし、複数回繰り返していくことで、コツや小さな手応えを掴んでいくことができます。永田・松島は基礎講座の受講は2回目でしたが、明らかに昨年度よりもスムーズに事実質問ができることを実感しつつ、同時に新たな課題も見つかりました。
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講座の最後は参加者全員がいまの気持ちを共有し、クロージングです。
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日頃から様々な方の相談に対応されたり、様々な関係者と合意形成を行いながら事業を進めていたりと、相談者や関係者のリアリティ(現状やニーズなど)を知るために不可欠なこの手法。今回で研修シリーズも終わりですが、今後は現場での実践と練習会などを通して、さらに活きる技術として身につけていきたいと考えています。