ファンドレイジング日本・2016に登壇しました
約100人の豪華な登壇者、約60のセッション、プレイベント含めると3日間のアジア最大規模のファンドレイジング・カンファレンス「ファンドレイジング・日本2016」が、開催され、1301人の参加者がありました。
アカツキからは代表理事・永田が講師として登壇、副代表理事の佐々木と、事務局長(当時・2016年3月末退職/理事継続)の松島が参加しました。
永田が登壇するセッションのテーマは「寄付者の想いに寄り添うフレンドレイジングとは~寄付者の心理や幸福度の変化を感じよう~」。日本生まれのNGOでは国内最大規模である 認定NPO法人AAR Japan [難民を助ける会] の広報・支援者コミュニケーション担当である松浦純子さん、これまで14年間で40団体に総額600万円以上の寄付をし、かつご自身も、NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 副代表理事、認定NPO法人日韓アジア基金 理事を務める大澤龍さんのおふたりとともに、約100名ほどで満席となった会場でお話しました。
永田のパートでは、フレンドレイジングは資金調達に留まらない、寄付者を主体とした「参加と協力の仕組み」であることの説明。また人が動く行動原理には「社会規範=社会を良くするための行動原理」と「市場規範=報酬を得るための行動原理」の二種類があることなどをお話しました。
松浦さんのパートでは、フレンドレイジングとは「相手の視点にたって行動すること」を基本に、視点を広く持つ、心にゆとりを持つ、周りの人を味方につける等の具体的な、現場の工夫や、寄付者との心あたたまるエピソードを紹介してもらいました。
参加者全員が参加するワークでは、寄付者とそれを受け取る団体職員の立場に立って、寄付とお礼のメッセージを送りあった上で、印象に残ったことや気付きの意見交換が活発に行われ、あちこちで笑顔と盛り上がりが見られました。
ワークを踏まえた大澤さんのパートでは、なぜ支援を始め、なぜ支援を続けるか、アカツキが普段使用している「GOOD」(事業内容への共感や納得)と「LIKE」(団体代表やメンバーへの好感や信頼)の観点から、分析と気持ちのお話をしていただきました。
質疑応答を経て、セッションを締める最後のひとこと、「私にとってのフレンドレイジングとは?」では、それぞれが以下のようなメッセージを送りました。
「The World needs you.」「The World can not be changed without you.」あなたが必要だ というメッセージ(永田 賢介)
いかに1:1の関係になって行くか(大澤 龍)
温かい気持ち・笑顔がつながりあっていくこと。-相手を思いやる気持ちが、私たち、私も温かい気持ちになります。(松浦 純子)
有難いことに、終了後の名刺交換もグループ形式で、30分以上続きました。
今回の発表と日々の自分たちの仕事の姿勢を常に一致させられるよう、支援者の皆さんに誠実に、そして共に歩めるよう、努力していきたいと思います。