私たちの理念

ビジョン ― 目指すべき社会像

持ち寄って働く、寄り合って暮らす。
それぞれの『私たち』に拓かれた社会へ。

アカツキは、これまで私たちがお金に置き換えてきた人と人との協力関係を
取り戻していくことで描かれる、ゆるやかで関係性の豊かな社会を目指します。
それは、「みんな一緒」でも、「私だけ」でもない、様々な『私たち』があちらこちらに存在し、
互いに認め合いながら、また一方で互いの要望をはっきり伝え、
合意を形成しながら、拓かれた多様性のなかでともに生きてゆける社会です。

 

ミッション ― 果たすべき使命

1 参加と協力の仕組みを育てる

信頼と共感により仲間を募り、寄付を集める「ファンドレイジング」によって、
NPOの力を活かし、人々の社会参画と協力関係を促進します。

2 試されない関係性を広げる

肩書きや収入、能力、容姿など、大小さまざまな評価、
そして「あなたは何者であるか」という問いにさらされることのない、場所や空間をつくります。

 

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私たちの課題意識

日本社会における息苦しさ――。それは画一的なムラ社会から、自由を求めた個人主義へと転換するなかで、人と人が協力し合う仕組みが弱ってしまったことにあるとアカツキは考えます。人々が孤独であること、他者を思いやる余裕がないこと、そして自己と社会をつなぐ役割と機会が失われてしまったことがさまざまな社会課題の根源になっているのではないでしょうか。

こうした社会のなかで支え合って暮らしていくためには、一部のリーダーや行政に依存することなく、自分たちで新しい社会を想像し、創造していく必要があります。そのひとつの仕組みとして、1998年、市民の働きかけにより、日本社会において画期的な「NPO法」が産声をあげました。誰もが「私」自身の意志や問題意識から活動をはじめ、寄付やボランティアなど多様な形での参画と協力の機会を提案することで仲間を増やし、活動の主語を「私たち」に広げていくことができる仕組みです。

しかし、平成24年の福岡県の調査(*)によると、福岡県内のNPO法人の約50%が寄付の募集を行っておらず、寄付収入が0円です。実際に寄付をもらった4法人に1法人が支援後に寄付者へ一切の情報提供を行っておらず、参画と協力の機会が十分に、かつ適切に市民に対して提案されているとは決して言えない状況です。

* 平成24年福岡県「NPO法人の資金調達に関する調査報告書」より

私たちの取り組み

こうした現状に対して、NPOが寄付の価値と可能性を適切に捉え、問題意識への共感と解決策への納得を得ていくことで、市民に参加と協力の機会を提案する、ファンドレイジングを促進していくことが必要不可欠です。

そのためにアカツキは、伴走型コンサルティングや研修・講座を通して、福岡でファンドレイジングを実践できるNPOを増やしていきます。

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私たちの約束

about_logomark私たちは、アカツキと関わるあなたにとっての『最初の希望』として、未来を見つめながら、いまと真摯に向き合うことを約束します。

そのため、ロゴの形には「いびつながらも互いに寄り添い、向き合い、そして決して独りにしない」という姿勢を、そしてロゴの色には「拓かれた明るい社会を迎える前の、夜明け前の最も暗い時間(=暁)を担いたい」というメッセージを込めています。