メタファシリテーション入門セミナー@福岡開催報告

アカツキ共同創業者の松島が最初に福岡に招き、2014年からアカツキ職が毎年受講していた「認定NPO法人ムラのミライ」の、メタファリテーションは、いまやアカツキの公式必須スキルです。
今年度、ありがたいことに永田がムラのミライのメタファシリテーション研修・認定講師デビューとなり、10/27に2時間の入門セミナーを担当させていただきました。

メタファシリテーション(対話型ファシリテーション)研修

事実質問の活用方法をNPO支援版にカスタマイズし、具体的な活用事例が出せて良かった点と、同時に改善点も見つかりましたが、参加者のみなさんからは大変好評を得ることができました。
メタファシリテーションは少しかじっただけでも、支援やコミュニケーションの現場で活きることがあります。また同時に何年やっててもなかなか完成しない(技術自体も進化し続けている)深みのあるスキルです。

ただ、大切なのは、人との向き合う姿勢や謙虚さ、支援という言葉や依存の危うさの自覚、人権意識や対等性の哲学の上に成り立つ技術であるということ。理論の理解が早いとか、ファシリテーターの経験が長いからといって、必ずしもうまく使えるとは限らないようです。

可哀想なストーリーや鋭い解決策、感動的な夢を語って共感や資金を獲得するよりも、当事者と一緒にドロドロした事実の中に潜り込んで、まだ何かわからない未来を掴み、共に立ち上がろうとするスタイルの方が、我々アカツキには向いているように、新ためて思いました。

“コミュニケーション”という、才能や職人技になりがちな技術を、普遍化し転移可能にした。そしてその活用のチャンスを地域の当事者にくださっているムラのミライのみなさんには、本当に感謝ばかりです。今後ともよろしくお願い致します。