福岡市・先輩NPO相談事業を実施しました

2022年度、アカツキは福岡市から「NPO支援におけるアウトリーチ・ハンズオン支援の仕組みに関する試行・検証等」の業務を受託いたしました。
福岡市内で設立5年以内のNPO法人を対象に、具体的にはまず、アンケートやヒアリングを通じてこれまでどこに、どのような相談をしたか、また今後のニーズなどをお聞かせいただきました。
その上で、アカツキのような支援組織が相談にのるのではなく、現場のNPO(本事業の中では「先輩NPO」と呼んでいます)に相談に乗って頂く仕組みをつくり、アカツキはその前後のコーディネートや記録のみを担いました。

相談対応くださった先輩NPOの皆さんは、アカツキ永田含め以下の6名でした、年度後半からの事業開始で、皆さんにはタイトなスケジュールの中で対応をお願いすることになってしまい、ご負担をおかけしましたが、本当にありがとうございました。

*写真左から
● 上田 あい子 さん (NPO法人ウィッグリング・ジャパン)
● 服部 美江子 さん (認定NPO 法人障がい者より良い暮らしネット)
● 志賀 壮史 さん (NPO法人グリーンシティ福岡)
● 柴田 亮 さん (NPO法人青少年の自立を支える福岡の会)
● 上村 一隆 さん (認定NPO 法人箱崎自由学舎ESPERANZA)
● 永田 賢介 (認定NPO 法人アカツキ)

相談会を重ねる中で横から拝見していて、現場だからこそ応えられる、「自分も同じ苦労したよ」と勇気づけられるような可能性が見えました。また同時に、設立5年以内といっても、その分野の専門家や10年以上任意団体の経験をされている方もおり、先輩・後輩という概念が当てはまらないこともわかってきました。
本事業はモデル事業としての位置付けもありますので、今年度の気づきを形に落とし込みながら、市にフィードバックしていきます。


なお年度末には、本事事業の相談者/相談対応者が、経験年数や年代に関わらずフラットに集まり、交流する時間を持ちました。
アカツキ代表理事である雪松の、身体をつかったちょっとしたアイスブレイクから始まり、それぞれの強みの自己紹介、そして「〇〇な時、どうしてる??」というテーマで、お互いの運営の工夫や困りごとを場に出して、意見や事例をやりとりすることができました。

その場でパッと解決するようなことではなくても、伝えて・聞いて・共有することで、安心したり、別の視点からの気づきがあることもあります。全体の雰囲気や皆さんの発言量バランスも良く、みんな、手元のたくさんメモされていたように見えました。
それぞれのNPO運営の現場での生々しいお話が聞けて、楽しく刺激的な時間となりました。新しい出会いもあったようで、嬉しく思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

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