設立3周年記念ダイアログを開催しました
8月1日、NPO法人アカツキの設立3周年記念ダイアログイベントを、警固神社・神徳殿にて開催いたしました。
今年の周年記念イベントは例年のパーティ形式から趣向を変えて、アカツキに関心を寄せてくださる方々と直接お話ができる時間をできるだけ増やそうと、対話の場を中心に進める形で企画しました。当日は企業やNPO、行政、学生の方々と多様な顔ぶれの41名の方々にお集まりいただきました。あらためまして、ご来場くださった皆様ありがとうございます。
はじめに、代表永田よりアカツキ3年目の事業の振り返りと、役員・職員一同からご来場いただいた皆様へご挨拶をさせていただきました。
この日は、「ソーシャルな経済と市場ってどんなカンジ?」とのタイトルで対話の場を持ちました。
「ソーシャル○○」という言葉が各地で、各セクターの現場で飛び交うようになって久しい感がありますが、そもそもソーシャルとは何かが、法律のなかで明確に定義されたものではありません。
多くの方がその言葉のニュアンスは何となく感じ取って使っているけれども、しっかりと言語化して意識したことは少ないかもしれない「ソーシャル」というワードを題材に、話していくこととしました。
それは、アカツキが掲げるビジョン「それぞれの私たちに拓かれた社会」を目指していく上でも、とても大きく関係しているのではないか、と考えたからです。
当日は佐々木の進行で時間を進めて行きました。
それぞれの自己紹介ののち、ここ最近皆さんがどんなことにお金を使ったか思い出してもらい、書き出していってもらいます。
一通り出そろったところで、どうしてそのようなお金の使い方をしたのかを話してもらいながら、似たようなお金の使い方があるものをまとめていきます。
そうして浮かび上がってくるまとまりに、「○○なお金の使い方」、との形でグループに名前を付けてもらいました。
ひとしきり同じテーブルの中で話す時間の後、会場内を自由に歩き回ってもらい、他のテーブルではどのような言葉が出てきていたのか確かめてもらう時間を作りました。
テーブルに戻った後は、全体を見回ってきて改めて感じたことをはじめに座っていたグループの中で話してもらいました。
会場の中で聞こえてきた声を少しご紹介します。
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『自分のために使うお金であっても誰かのために使っていたことに気づいた』
『ソーシャルとは他人の為なのか? 価値を共有することなのか? もやもや』
『ミスチルのコンサートで話されていた、「LOVEとは想像すること」と、今日の「ソーシャルとは?」は繋がっているなぁと感じました』
『社会人になって数年、これから自分が受け取るお金をどう使うか、という点で身近なお話でした』
『アカツキの遠い親戚の集まりのような、温かい感じがする場でした』
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今回の対話の場では、最後に会場の中で各班で発表し、共有し、見解を持つ、という
ワークショップ風な王道を取ることを「しない」選択をしました。
それは、これからも引き続き、「それぞれの私たち」の感覚や言葉を大事にしながら寄り合うため。「ひとりでできぬもん」の実感の中で、それぞれがどのように感じ考えるかを大切にしたいとの考えからです。
今後、このテーマで深めていくような展開を持つこともできるような、そんな期待を感じさせる場ともなりながら、対話のイベントの時間は終わりました。
対話の場のイベントの後、理事・外山から、ご来場いただいた皆様にメッセージカードをお配りして、これからのアカツキに向けてのメッセージをお願いいたしました。
イベント終了後もほとんどの方が残ってメッセージカードを書いてくださり、アカツキ一同嬉しい驚きと同時に、これだけたくさんの方のお気持ちによって支えられてきた3年間であったのだと、4年目に向けて気持ちを新たにした次第です。
また、15名の方から【68,000円】のご支援を頂戴しました。温かいお気持ちに、心より感謝申し上げます。
なお当日の運営では、会員や元インターン、ボランティアスタッフの皆さんにサポートしていただきました。
小泉くん、ぴかりん、坂崎さん、みっひー、わさわさ、mami+さん、ありがとうございました。
アカツキの法人設立3周年ちょうどとなるまさにこの8月1日、あらためて、ご来場くださった皆さま、ご支援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
4年目のアカツキも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。