小さく始める!クラウドファンディングセミナー
3月13日、天神パークビルにて、「小さく始める!クラウドファンディングセミナー 〜2つの事例から学ぶ、成功のポイント〜」を開催しました。今回のイベントでは福岡で活躍されるNPOの方々をはじめ、多くの企業の方からもご参加があり、注目度の高さを感じました。
前半には、クラウドファンディング概論やプラットフォームサービスの類型をはじめ、福岡で成功した事例をご紹介。
続いて、実際にアカツキが2013年にチャレンジし達成した、2つの少額プロジェクト事例について、具体的な成功のポイントをご紹介しました。
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A)「韓国視察」報告書・報告会クラウドファンディング
NPO法人ドネルモとの韓国・ソンミサンマウルへの協働視察プロジェクトにおいて、レポート「マウル」の発行や映像制作、報告会実施ために、オリジナルのクラウドファンディング(特設Webサイト+イベント管理サービス「peatix」の組み合わせ)を用いて寄付募集を実施しました。こちらのプロジェクトでは、最終的に当初の目標額の10万円を募集開始2週間足らずで達成し、最終的に56名の方から172,500円をご支援頂きました。
B)「グロービス経営大学院」学費クラウドファンディング
代表理事・永田がグロービス経営大学院の「クリティカル・シンキング」を受講するために、その学費を「JustGiving」で寄付募集をしました。12月27日にスタートし、わずか4日で目標金額の85,400円を達成しました。
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まとめでは、実践で必ず抑えておいて欲しいポイントや、クラウドファンディングを単なる「お金集め」にしてしまわないための、寄付集めとコミュニティづくりの考え方についてお伝えし、質疑応答では、、「韓国視察」報告書・報告会クラウドファンディングではサイト作成に携わった事務局長・松島もご質問にお答えしました。
クラウドファンディングは、多くの人々を巻き込むことが出来る仕組みではありますが、プロジェクトを立ち上げたからといって、全く見ず知らずの方から支援が集まるようになる、「魔法のツール」ではありません。目的やターゲット、支援者や社会に対するリターンを設計する必要もあります。
NPOの目的はミッションの達成、資金やそのためのツールはあくまでも手段です。支援を集めてからがスタートと言っても過言ではなく、支援者へのお礼や報告といった情報公開を丁寧に行い、今後の継続的な支援者になってもらうための視点を持って活用して頂けると幸いです。