PanasonicNPOサポートファンドの報告会に参加しました
2016年2月26日、東京にあるパナソニックセンター東京にて開催された、「Panasonic NPOサポートファンド 子ども分野 成果報告会」に参加してきました。
アカツキが本プログラムの支援を元に、コンサルタントとして伴走しているソルト・パヤタスさんのご厚意で同席枠を頂戴し、報告内容のプレゼンの設計や見せ方のアドバイス、発表時の注意点などを直前まで打ち合わせての参加となりました。
今回は子ども分野の助成先11団体が参加し、2015年に「組織診断」や「組織基盤強化」に取り組んだ成果を発表。選考委員による講評や、活発な質疑応答が行われ、終了後には交流会も設けられました。
以下の発表内容と選考委員からの講評は、PanasonicNPOサポートファンド公式Webページからの引用です。
NPO法人 ソルト・パヤタス
発表者:事務局長・理事 小川恵美子さん
「貧困地区の子どもたちの教育支援を20年間行い、2010年には困難な状況を乗り越えるための『ライフスキル教育』事業を展開しました。しかし、広報やマーケティング、財源に課題を感じ、今回の助成に応募。組織診断では、財源以前に中期計画の不在や、業務の整理、情報と決定権の偏りが洗い出され、早速、自分たちの事業に優先順位を付けて役割を整理する一方、業務量を分析し、会議の定例化やコミュニケーション量の増大を計るなど、その対策に取り組みました。基盤整備の重要性を理解した1年間でした。」
認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
常務理事・事務局長 片山信彦さん
組織基盤強化とは「明確でブレない団体の目標設定」といえますが、それをクリアにすると同時に、組織と個人の目標を合致させていくのは大変な作業です。とくに創始者の思いを次の世代がどう受け止めるか。ライトスタッフさんはそういう意味で、この機に組織診断を受けられて良かったのではないでしょうか。ソルト・パヤタスさんは理事とスタッフの信頼関係を構築し直し、定性的な成果を出せたのが素晴らしいですね。いい組織になられたので、1回だけではなくPDCAサイクルで継続的に改善を図られると良いと思います。
Panasonicサポートファンドのご支援による、ソルト・パヤタスさんへの組織基盤整備伴走型支援は、二年度目への継続も決定しており、今後はファンドレイジング体制の確立に向けて、数値的な成果をしっかり追いかけながら動いていく予定です。