事業報告会 in 東京を開催しました!

GW最終日の5/6、東京の芝公園近くにある、NPO支援で有名な早坂税理士の「サテライトオフィス」をお借りして、アカツキの事業報告会を開催させて頂きました!アカツキの正会員、サポーター会員、寄付者、応援者、同業者、クライアント等が集まってくださいました。

アカツキの報告会と言いつつ、その価値は寧ろ受益者や支援者から教えて頂くことが多いですし、その方が本当だと思っています。「お金ではない価値判断の基準をどう持つか?」「組織の変化はどのような条件下で起こるか?」など、その場にいた皆で問いを深めることができて嬉しく思いました。

また「アカツキは本来のNPO法の趣旨を体現しようとしている」と見てくださる方もいれば、「事業内容だけ見ると株式会社でもよかったのでは」という全く逆の意見もあり、それぞれの持つNPOや市民活動のイメージの違いも知ることができ、非常に得るものの多い時間でした。

ちなみに、我々自身としては「アカツキはNPO法人でしか成立し得ない」と考えています。
それはサービスの単価や財政規模や給与額が論点なのではなく、自分たちが実践するからこそクライアントに伝えられることがあったり、また、組織運営の大きな分岐点には常に職員や理事の判断と合意形成があるためです。

一人の起業家/経営者が考え、アドバイザー理事がコメントし、労働者が指示を実行する事業組織の方がスピーディーかもしれません。しかし、理事会という経営組織、監事というチェック役、仲間である事務局の尊重、そして受益者や支援者となる市民の声と参加をお願いしながら、時に面倒な対話と議論を積み重ねていくプロセスに、市民活動の意味と広がりがあると考えています。

アカツキは役員が6人、職員は3人、会員は約100人、事業規模は1000万円未満と、決して大きくはない組織です。自分たちが見えている風景、聞こえている声、届く範囲、手触りのあるもの、今たっている場所から始めていく活動であり、同時にビジョンである「持ち寄って働く、寄り合って暮らす、それぞれの『私たち』に拓かれた社会へ。」は、日々の生活の中に実現していくものでありたいと願っています。

スタッフで協力してもらった会員の黒田さん・小島さん・高橋さん・池本さん、事例報告で登壇くださったソルト・パヤタスの井上さん、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願い申し上げます。