トヨタ財団「イニシアティブ助成」に採択されました

トヨタ財団の非公募助成プログラムである、イニシアティブ助成に『ナラティブアプローチを活用した、草の根NPO「振り返り」評価手法の構築』が、採択されました。

岐阜の小池達也さん、福島の鈴木綾さん、福岡のアカツキの三者をコアとして、また多くの専門家やNPOの方にお知恵を頂きながら練り上げた企画です(申請段階でバージョン24まで改定され続けました!)。

今後、少しずつプロセスもご報告しながら、現場を主権者にした哲学を模索し、皆様のお力を借り多くの人と一緒に、現場で活用できる技術を開発したいと思います。

企画書・概要 (Abstract of Project Proposal)

【背景】地域の市民や当事者が主体的に参加して草の根的に活動するNPO(以下、草の根NPO)が、日本各地に数多く存在する。それら草の根NPOの多くは、地域社会やセーフティーネットを下支えする、重要な役割を担っている。しかし、現状の非営利セクターにおいて、「草の根NPOのための評価手法」の開発が十分に行われてきたとは言い難い、公共政策や国際支援などの大型プロジェクトで発展してきた、高度な専門性と豊富な資金を必要とし、短期的な成果を重視する既存の評価手法は、対話や参加を重視する草の根NPOのニーズを満たさない。

【目的】本企画は、草の根NPOの事業に関わるステークホルダーの対話とふりかえりを通じて、多元的で新しい価値を見出すための評価手法「振り返り評価」を開発する。

【内容】専門家や評価支援者、草の根NPOが参加する研究会を開催し、評価の観点・手法・具体的なツールの内容・社会実装の方法、の4点を議論・決定する。評価手法のトライアルを行い、その結果を調査し、ツールや議論の内容にフィードバックする。全国の助成機関等への個別ヒアリングを行う。

【発信】ツール等をWEBサイトに掲載し、無償で公開する。

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