『あすみんノート』に休眠預金等の話題で掲載頂きました!

福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」が発行する情報誌『あすみんノート』に、アカツキが取材・掲載頂きました。以下の画像をクリックすると、PDFでご覧頂くことができます。

内容は、当初はフリーランスでの独立をイメージしていた永田が、東京修行中にシーズとの出会いでチーム思考に切り替わったこと、内部の理事会マネジメントの工夫、AKBNファンドと助成金・補助金の役割、そして「休眠預金」と「評価」の地域での危険性/可能性についてなど。

以下、記事の中で休眠預金に関する箇所を、一部抜粋します。

但し、それでは休眠預金は地方の小さな団体に影響がないかというと、そうとも言えません。関東・関西からやって来る大きなNPOや社会的企業が大きな資金を得て九州支部を設立し、サービスを展開すれば、そこと競合しなければいけない、またはフランチャイズのように下部組織にならざるを得なくなることも考えられます。

その大きな背景になるのは「ロジックモデル」と「インパクト評価」という、いわゆる成果主義を基準として採用していることです。成果や評価そのものは必要ですが、主に「数値」 で測れるもの(定量的)で、しかも将来的な成果を定義しようとする考え方なので、指標の設定次第で恣意的に結果を大きく見せることができてしまうと専門家からの指摘もあります。

また、準公金的な性質から、わかりやすく大規模な取り組みを高く評価することになるでしょうから、子どもの貧困対策としての食料支援や学習支援などにさらに人々の注目が集まる一方、DVや加害者支援のような社会課題が深刻でも見えにくいテーマや、居場所作りなどのあまり成果定義すべきではない活動にも視線が向けられにくくなります。

また、世論という面では、銀行から託された国民のお金を使うので、全国のどこかで不祥事があれば、すぐに批判や炎上に晒されるでしょう。「NPOって怪しいのでは?」 という疑惑の目と休眠預金の話が重なると、市民のNPO全体へのイメージが悪くなりかねません。


あすみんの中村センター長とスタッフの森川さんが、丁寧に私たちの話を引き出し、またこちらの大切にしている価値観や言葉遣いの細かい点も尊重し、とても良い記事にしてくださいました。
また、通常『あすみんノート』の表紙は代表や事務局長など「1人」のプレイヤーに焦点をあてて掲載するのがそれまでの通例だったのですが、アカツキは常にチーム体制で仕事をしているため、お願いして永田・雪松の2人を掲載して頂きました。こちらのわががまを受け入れてくださり、感謝です。

本冊子は、福岡市天神のど真ん中、アップルストア近く、SONYの上「あすみん」にて手に入れることができます。アカツキ職員も数部カバンの中に入れお渡しできるようにしておきますので、ご興味のある方はお声掛けくださいませ。

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