NPOのマーケティング力強化を目的とした「草莽塾in 福岡2014」の応募説明会を7月6日（日）に開催しました。

第0回研修会と位置づけた今回は、日本におけるNPOに特化したマーケティング理論の第一人者である 長浜 洋二さん(草莽塾・塾長)にNPOマーケティングの基礎をご紹介いただきました。

今年度の草莽塾in福岡は、福岡市が主催、アカツキが企画・運営を行います。そのため、今年度は福岡市所轄の団体が応募対象ですが、応募説明会には、少しでもNPOマーケティングを触れようと、福岡市以外から参加された方々もいらっしゃいました。

まずはじめに、今回の主催である福岡市市民公益活動推進課長の福原さんよりご挨拶を頂きました。

長浜さんによる講義では、マーケティングが企業だけのものではなく、NPOでも有効に活用する意義があると伝えられた上で、NPOが活動するための支援を得るには「共感」と「納得」が必要で、特に支援規模の大きな企業や行政に対しては合理的に納得してもらう必要があると述べられました。NPOマーケティングを実施することで、論理的で根拠があり、そして成果ある活動につながっていきます。

また、昨年度の事例紹介としてSOS子どもの村JAPANの藤本さんより、草莽塾で取り組んだ寄付増加のための施策とその成果を紹介していただきました。草莽塾終了後も継続して取り組みを実施しており、アカツキも同期参加団体として多くの刺激と学びをいただきました。一度、NPOマーケティングの視点を身に付ければ、その他の課題に対してもトライできるのでぜひ参加してほしいと伝えられました。

草莽塾では実際に各団体の課題に関して、あるいは他の受講団体と様々なワークに取り組んでいきます。その体験として、SMAPのポジショニングマップを各自制作してみました。任意の２つの軸を決め、SMAPのメンバーを配置していきます。

応募説明会に参加された皆さんは長浜さんと藤本さんの話にうなり、頷き、真剣な表情が印象的でした。その姿から皆さんが組織基盤の強化に対していかに向き合われているかが伺えました。これから草莽塾を通して、その問題ひとつひとつをしっかりと解決できるような実力を身に付け、どんな課題解決の施策に取り組み、変化が生まれるかとても楽しみです。

これから応募・参加していただく団体は約半年間のプログラムを受講します。各参加団体が協力し合い、より良い成果が得られるようアカツキもサポートしていきます。ぜひ一緒にマーケティングに取り組んでいきましょう！ご応募お待ちしております。

▶▶▶ 受講団体募集！NPOマーケティングで社会を変える！『草莽塾』in福岡 2014（第2期）

（ボランティアスタッフ：加藤）