地方共助社会づくり懇談会in福岡「福岡からはじめよう 社会的投資の促進」
11/29(土)の午前中、アクロス福岡で開催された内閣府・福岡県主催のシンポジウムに、アカツキより永田がパネリストとして、原口(福岡地域戦略推進協議会=FDCスタッフと兼務)が司会進行として登壇しました。
テーマは「福岡からはじめよう 社会的投資の促進 ~共助社会における資金の流れを考える 寄附・出資・融資~」として、公益財団法人あいちコミュニティ財団の木村真樹さん、カナエール福岡の窪田広信さん、NPOやソーシャルビジネス支援で著名な西武信用金庫の高橋一朗さんといった豪華なメンバーと一緒にお話をさせて頂きました。
※2014年2月追記
当日のプレゼンテーション資料、議事録などが内閣府のWebサイトに公開されました。
https://www.npo-homepage.go.jp/data/chihou_kyoujo_08.html
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参加者は休日の朝にも関わらず定員一杯の約80名、金融機関、NPO、行政、企業の方など多様な方が集まってくださいました。テーマへの関心の高さが伺えます。
まず始めに内閣府の林崎様より、国の施策として、地域の資金循環やそれを促進する中間支援組織について議論の経緯がご説明され、次に原口より「社会的投資とはなにか」という単語の定義や、構造図を使って今回の話題の下地となる認識を参加者の皆さんと共有しました。
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そして、それぞれの登壇者の事業の紹介へ。アカツキ永田はやや概論の説明に集中し、コンサルティングの内容にまでは踏み込めませんでしたが、なぜ社会の中で寄付が重要な投資になるのか、またそのためのNPOという話はしっかりお伝え出来たように思えます。
他3人の登壇者からも「NPOの仕事は“借り物競争”。様々なリソースを借りることが地域課題解決の最良の方法。」「金融機関は、どう貸すか、どう融資するかではなく、どう集めるかが重要。どのような人がわざわざ信用金庫にお金を預けてくれているのか、その思いを考えなければいけない。」「資金の集め方として、多額少数ではなく、少額多数を重視。多くの方から小さなお金を出してもらって、当事者になってもらい、一緒に課題解決について考えるということが必要。」などなど、まさに現場の実践から生まれてきた、重みのある言葉が残されました。
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途中、質疑応答の前には参加者同士の感想シェアリングを挟み込み、ただ一方的に登壇者の話を聞くだけではない、熱のこもった場にすることができました。1時間半という短い時間だったため、議論の消化不良さはやむを得ない設計になっていましたが、まずいったんはこのように多様な主体が一堂に介して共有のテーマを持つ頃ができたことを成果とし、今後の福岡での地道な取り組みにつなげていきます。
登壇者のみなさま、また、主催の内閣府と福岡県のみなさま、ありがとうございました!!